結論を先にまとめると...
- 1万円台前半くらいがベスト
- この値段で基本的なアイテムやオプションは全てそろう
- それ以上値段を上げても、材質や装飾がゴージャスになるだけ

結局いくらの赤ちゃん筆を作ればいいの?
赤ちゃん筆を作ろう!
そう思って調べてみると、本当にさまざまな値段の商品があって悩んでしまいますよね。
「高すぎるのはちょっと・・・」「かといって安すぎるのも少し不安・・・」
今回は、そのようなお悩みをお持ちの方に向けた記事です。
実際のところ、どのくらいの値段の赤ちゃん筆を買えばいいのかについてお話していきます。
目次
結論:悩んだら安めの赤ちゃん筆(1万円台前半)を買うべし!
結論的にはこれです。
理由は後述しますが、ここで簡単に述べてしまうと、
- 多くの赤ちゃん筆はこの値段帯なので商品数が多い
- この値段なら基本的なアイテムやオプションは全てそろう
- これ以上値段を上げても、追加グッズや素材のグレードアップがあるだけ
- 優良メーカーで注文すればこの値段でも高品質な赤ちゃん筆を作ってもらえる
ということです。
これを読んで理解していただければ、あとの文章はあまり読む必要はありません。
赤ちゃん筆を選びに行きましょう。
赤ちゃん筆は楽天とYahoo!ショッピングで多く取り扱いがあります
赤ちゃん筆の値段帯ごとの特徴
熊野筆の技術で制作する赤ちゃん筆(胎毛筆・誕生記念筆)さくらコース 桜軸(黒・朱)/ta-sakura-sakura-b
1万円以下
この値段帯の赤ちゃん筆は、基本的にカジュアルデザインのものばかりで、一般的な赤ちゃん筆とされる和風デザインのものはほとんどありません。
ポイント
和風デザインとは、
- 高級木材が使われた筆
- 桐箱や塗箱
がついた一般的な赤ちゃん筆のことです。
その代わり、カジュアルデザインな赤ちゃん筆が多くあります。
中にはインテリアとして使えるようなオシャレなものもあるため、「赤ちゃん筆をお部屋に飾りたい」という方は商品を調べてみてもいいでしょう。
ただし、アクリルやプラスチックのケースを使っていたり、筆の材質が一般木材だったりと少し安っぽい見た目になっているのが最大のデメリットです。
少しでも高級感を求める気持ちがあるのであれば、この値段帯は向いていません。
また、先ほど書いたとおり最もポピュラーな和風赤ちゃん筆はほとんどありませんので、それが欲しい方はこの値段帯で商品を探すのは無駄に終わるでしょう。
(こちらは7,700円です)
注意ポイント
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【1万円以下の赤ちゃん筆】お値段控えめのおすすめ商品7選
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1~2万円
赤ちゃん筆の多くはこの値段帯です。
そのため、カジュアルから和風、インテリア型にアクセサリー型までいろいろなジャンルの赤ちゃん筆があります。
もちろん品質も1万円以下のものよりグレードアップしています。
この値段帯は、主に和風デザインの主戦場であり、
- 高級木材の筆軸
- 桐箱or塗箱
- 筆や箱への名入れ
- 筆先の「のり固め」や「くせ毛残し」といったオプション
がデフォルトでついてくるようになります。
中には高級木材の中でも銘木として知られる黒檀を使った筆まであり、素材にこだわりたい方でも十分納得できるでしょう。
また、インテリア型の赤ちゃん筆も半数ほどがこの値段帯にあります。
インテリア型の中では安めの商品になるので、プラスチックケースやアクリルを使ったシンプルなデザインのものがほとんどです。
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2~3万円
この値段帯になると若干高級感のある赤ちゃん筆となってきます。
和風デザインであれば、軸が銘木「黒檀」になったり漆塗りになったりします。
箱も一般的な桐箱から漆塗りした箱になることがほとんどです。
また、赤ちゃんの名前や生年月日を刻んだメモリアルプレートという金属製のオプションがついていることも多いです。
そして、この値段帯はインテリア型赤ちゃん筆の主戦場でもあります。
高価なブリザーブドフラワーや赤ちゃんの顔写真が入ったプレートとセットになったものなど、デザインや趣向もさまざまです。
インテリア型に興味のある方は、1~2万円台のものと見比べてみるといいかもしれませんね。
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3~5万円
ここまでくると、間違いなく高級筆となります。
和風のものであれば、漆塗りは確実で中には蒔絵(金粉を使った装飾)がついていたりして、一目で高級品だとわかります。
また、高級な額縁に入った飾れる和風赤ちゃん筆もこの値段帯に多くあります。
インテリア型の場合は、 フォトスタンドやファミーユ(壁に飾るアルバム)というように、赤ちゃんの顔写真を入れるオリジナリティあふれるものが多いです。
また、サイズも大きくデザインにも手の込んだ製品になるため、値段が高くなっています。
5万円以上
ここまでくると商品数は非常に少ないです。
極めて特殊な装飾や高級な材質を使っていたり、追加グッズ(日本人形など)がついているものがほとんどで、一般的な赤ちゃん筆のイメージとはかけ離れてきます。
高級和風筆の中には、輪島塗のものもあります。
ポイント
輪島塗は石川県の伝統工芸品で、日本でもトップ級の高級塗物です。
例えば、
- 輪島塗の箸なら、1膳で1万円以上
- コーヒーカップ1個5万円以上
という値段です。
「どうしても超高級な赤ちゃん筆が欲しい!」という方以外はこの値段帯の商品を調べるメリットはないでしょう。
30万円以上
ここまでくるとお金持ちの道楽です。
一応この値段の商品は一部のメーカーで販売されています。
しかし、一般家庭で赤ちゃん筆のために30万円以上だせるひとはそうそういないでしょう。
あくまで記念品なのに、無理してここまで出す必要は全くありません。
赤ちゃん筆に30万円を使うくらいなら、投資信託を買って放置しておいた方が賢いでしょう。
1万円台前半のあかちゃん筆をオススメする理由
基本的なアイテムやオプションは全部そろう
最近はインテリア型やアクセサリー型、洋風赤ちゃん筆にカジュアルデザインのものまでさまざまなスタイルの赤ちゃん筆が登場しています。
とはいっても、未だに一番人気なのは和風筆と桐箱がセットになったデザインのもの。
こういった和風デザインの赤ちゃん筆をお求めの方が一番多いはずです。
実は和風赤ちゃん筆の場合、1万円台前半で基本的なアイテムとオプションは全てそろいます。
具体的には、
- 高級木材で作られた筆軸
- 桐箱か塗箱
- 筆軸や箱への赤ちゃんの名前などの刻印
- 筆先の毛をのりで固めるかどうか
- くせ毛の場合、髪の毛のカールを残すかどうか
といったものです。
もちろんメーカーや商品によってはのり固めができなかったり、くせ毛残しができなかったりもしますので、全部がこの条件をクリアしているわけではありませんが、だいたいの商品ではこれらを自由に選ぶことができます。
また、この値段帯でも広島の伝統工芸品「熊野筆」の赤ちゃん筆を作ってもらえることも魅力です。
それ以上値段を上げても素材や装飾のアップグレードがあるだけ
では、1万円台後半や2万円以上に値段を上げていくと何が変わるのでしょうか。
和風赤ちゃん筆であれば、
- 筆軸の材質が桜から黒檀などの最上級木材になる
- 筆軸や箱が漆塗りになる
- 高級なものになると蒔絵(金細工)がつく
- 箱に赤ちゃんの顔写真を付けたり、刻印文字が金色になる
- 赤ちゃんの名前や生年月日を刻んだメモリアルプレート(金属製)がおまけでつく
といった違いが出てきます。
インテリア型の場合はもっと単純で、
- 素材がアップグレードされる(例:塩化ビニル→カラーアクリル)
- 筆のサイズが大きくなる
- 赤ちゃんの顔写真の大きさや解像度が上がる
- ブリザーブドフラワーが華やかになる
という点が変わってきます。
これらを見てわかるとおり、値段を上げても素材が高級品に変わったり、装飾がよりゴージャスになるという違いがあるだけです。
インテリア型の購入を検討するのなら装飾はある程度大切にはなりますが、和風筆の場合は素材をアップグレードしても見た目が多少変わる程度。
どうしてもこだわりたいポイントがある方以外、そこまで気にする必要のないところです。
ただし、優良メーカーを見極める必要がある
値段を上げても素材が高級になるだけで本質的にはあまり変わらないので、もしも今後赤ちゃん筆の購入を検討するなら1万円台前半のものを注文するべきです。
ただし、ひとつだけ注意点があります。
注文する際は、必ず国内の大手メーカーを選んでください。
赤ちゃん筆は、一生に一度しか作ることができないため失敗は許されません。
そのため、注文する際には技術力の高いメーカーに頼む必要があります。
ひと昔前であれば、赤ちゃん筆といえば
- 赤ちゃん筆センター
- 光文堂
- 北斗園
- 文宏堂
といった老舗赤ちゃん筆メーカーに注文するしかありませんでした。
こういった老舗は長年赤ちゃん筆を作っており、専門の職人を抱えているため高い技術力を持っているので、製作に失敗することはまずありませんし出来上がった筆も高品質が約束されています。
ですが、最近は工場で筆を大量生産しているメーカーが新規に赤ちゃん筆業界に参入してくることがあります。
こういったメーカーでは職人の技術力が十分ではなく、満足する品質の赤ちゃん筆を作ってもらえない可能性があるので注意しましょう。
また、10年ほど前に中国・台湾でオシャレな赤ちゃん筆がブームになったこともあり、日本の赤ちゃん筆市場に参入する中国メーカーが増えています。
しかし、Amazonなどでの口コミは大変悪く、粗悪な筆にされてしまったという例も多くあるため、国外メーカーに頼む際は慎重に判断しましょう。
結論:1万円台前半で十分、ただし国内老舗メーカーに注文すること
ここまでのことを簡単にまとめると、
- 1万円台前半で十分
- それ以上値段を上げても素材や装飾がアップグレードされるだけ
- 注文するなら国内の老舗メーカー
- 新規メーカーや海外メーカーは技術力に不安が残る
ということです。
まとめ
今回は何円くらいの赤ちゃん筆を買うのがベストなのかについてお話ししました。
実際のところ、1万円ちょっとくらい払えば材質的にも品質的にも十分なクオリティの赤ちゃん筆が手に入ります。
それ以上支払ってゴージャスなものにしても、パッと見てそこまで大きな変化はありません。
育児にはお金がかかりますので、少しでも節約しておいた方がいいでしょう。
それでは今回はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。